第36回Aro/Ace交流会議事録
1月23日に開催された「にじいろ学校主催 第36回Aro/Ace交流会」の議事録になります。
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あくまで今回参加していただいた方の意見であり、Aro/Aceの中にも様々な人がいます。
Aro/Ace交流会でよく出る話題の「Aro/Ace調査2020」の結果をまとめた記事はこちら
ぜひ合わせてご覧ください。
自認について
- 周りからの圧力で焦って婚活していたけど「結婚したい」と本気で思えなくて悩んでいた。調べたらAro/Aceにたどり着いて「自分はこれだったんだ!」と思って自認した
- 自分のモヤモヤした部分に名前があると知ったときは本当に嬉しかった
- 単語があるということは仲間がいるということ
- 自認はあくまでラベリング、貼ってみたり剥がしてみたりしても良いと知れて気分が楽になった
日常のモヤモヤ
- それまで友達だったのに急に恋愛へギアが入る感じがある、いきなりで怖い
- 相手は親切心であっても距離が近かったり、触れ合ったりするのが嫌
- 「自意識過剰だ」と思われてもいいから少しでも恋愛、性愛の匂いを感じ取ったら逃げるようにしてる
- 自分に向いている恋愛、性愛感情が全くわからない、周りから言われて初めてわかる
- 手を握られても「この人はなぜ手を握るのだろう?」って思う、嫌悪も何もない
- 「(恋に)落とそう」としているのを感じてしまう
- 告白されると「付き合えると思われたの?」と思い、相手を嫌いになってしまう
- 学生の頃なんで自分は友達と違ってイケメンを見ても「キャー!」って言えないんだろうって悩んでいた
- 恋愛の話を全員共通の話題だと思っている人が多い、天気の話くらい気軽にされる
- 「自分は興味ないんです」って言ったらそこで終わって欲しい
- 他人の恋愛話を聞くのは全然大丈夫だけど自分に振られたら困る
- 結婚が「恋愛のゴール」みたいな位置づけじゃなかったらいいのに
- 男女でいるだけですぐ「付き合ってる!」って思われる
- 交流会で「わかる〜」って盛り上がるのは恋話で盛り上がるのと同じようなものなのでは?
- 「この人のことが恋愛的に好きだ!」って思い込もうとしたけどうまくいかなかった
- 「異性が好きになれないなら同性愛者かも?」って思っていたけどどの性別も好きにならなかった
- 「自分が友達に抱いている好きって気持ちをみんな恋愛って呼んでる?」と考えたことがある
- 好きなタイプを聞かれると困る、適当に答えると紹介されたので答えないようにしている
- 好きなタイプのおすすめの返答例「尊敬できる人」(紹介できないので
- 「自分がこういう人になりたい」という憧れのタイプを好きなタイプと答えていたら勝手に恋愛に変換されていて驚いた
推しについて
- 推しへは返報を求めていない
- あくまで自分の「好き」を伝えたいだけ
- 「自分のどこが好き?」「覚えてくれてる?」という気持ちはない
- 「推し可愛い」は「猫可愛い」と同じ気持ち
- 推しは自分とは違う世界のものだから期待も何もないし、熱愛報道が出てもなんとも思わない
- 自分に何も返ってこなくても「生きていてくれてありがとう」って思えるのが推し?
- 推しのパフォーマンスが好きなので恋人がいるとかいないとかはどうでもいい
パートナーについて
- 自然消滅しないような契約を結べるコミュニティが欲しい
- 人間じゃなくてApple WatchなどITガジェットに頼りたい
- 同じマンションの違う階くらいの距離感が理想
- 作りすぎた料理とかを分け与えられる関係性
- 一対一の関係は理想、一緒に住むかどうかはどっちでもいい
- 2週間くらいお試しで一緒に住めたりしたらいいのに
- 相手に嫌な部分や合わないことがあっても恋愛感情があれば「好きだから」で許せるのかな?アロマ同士だと細かく話し合う必要がありそう
- 人生を一人で生きていくための「味方」や「繋がり」が欲しい
子どもについて
- 遺伝子以外にも遺せるものはたくさんある
- 子育てしてる人を尊敬するけど、自分がしたいかと言われると違う
- 「愛の結晶」っていう表現がよくわからない…
- 募金や他人の手伝いをすることも立派な子育て
- 「寂しいから子どもが欲しい」っていう考えが自分の中にない
カミングアウトについて
- ドラマ(恋せぬふたり)を介して間接的にカミングアウトした
- 「恋愛に興味ない」程度の話はしているけど用語を使ってカミングアウトはしていない
- 聞かれたら答える、相手が知りたそうだったらセクシュアリティの説明もしている
- 親に言おうか悩んでいる、過剰に否定や心配されたらと思うと怖くて言えない
老後について
- 元気なうちに老人ホームを決めておきたい
- Aro/Aceのコレクティブハウスみたいなものが欲しい
- パートナーが近い年齢だと歳を取ったときに大変そうだから何かしらのサービスを頼りたい
- 友達かパートナーと同じ老人ホームに入りたい