にじいろ日誌

NPO法人『にじいろ学校』の活動報告ブログです!

3月4日アセク・ノンセクオフ会 アセク・テーブルのレポート(第1部)

大変お待たせいたしました!
記事の公開が大幅に遅れてしまい、本当に申し訳ございませんm(_ _)m
3月4日に開催されたアセク・ノンセクオフ会の、アセクシャル・テーブルで出てきた意見をまとめました!

今回の第一部では、

結婚話について・人付き合いについて・顔の良し悪しについて
まとめていきたいと思います。

 

 

 

結婚に関するエピソード

・公務員なのでお見合い話が頻繁にやってくるという方
⇒女性と会話するのは苦じゃないそうです。女性は好きなので付き合うことはするけど、結婚する気が無い。

 

・会社の上司が「結婚しないの?」と聞いてくる

 

・自分も相手もアセクで、結婚することになったという夢みたいな話も聞くことができました!
⇒一緒に住むのは、仲のいい友達とシェアハウスするような感覚
⇒子供は欲しいが、その点はじっくり話し合いたい
⇒両方オタクなので、趣味が合って知り合った。

 

恋バナ、恋人をつくる事に関して

・周りの人たちが恋バナで盛り上がるので、ついていけない……
⇒20代で恋愛してないので、恋バナのときに話せるエピソードが無い
⇒妹の話でごまかしている
⇒付き合ってる人が多ければ多いほどエライみたいな空気を感じる
⇒この気持ちわかるよね、と同意を求められるのがツライ。理解できるかわからない
⇒付き合ったことがないというと、言われた方が気を使ってしまうのではないかと思う
 →触れちゃいけないことを言ってしまったと思われそう……
  →見る目が変わってしまう。レッテルを貼られそう……

 

・アルバイト先で女性らしくして、彼氏もつくらなきゃ! と言われる
 ⇒早く処女を喪失しなさいとまで言われた
 ⇒自分が年下というのもあるけど、子ども扱いされる、見下される

 

・親や親戚の人に「結婚まだ?」と聞かれるのが苦痛

 

・仕事先でお見合い話を持ってこられる
 ⇒その相手が仕事の関係先の人なので断りづらい
  →印象が悪くなるので、すぐには断れない。何回か合うことになる
 ⇒断る前に好意を持たれて、手をつながれたりする
  →「俺たち相性いいよね?」「好きって言ってよ!」などなど、カン違いされる
 ⇒どう反応したらいいのかわからない
  →断っても怖い・・・
   →断らないからOKだと思われる

 

・これから独りで暮らしていくかと思うと不安になる
 ⇒せめてパートナーが欲しい

 

・恋愛がわかる人が言うには、付き合いたくて付き合っていれば、その人と感覚が似てくる
 ⇒電話かけたいなと思ったら、向こうから電話がかかってきたりする。好みが似てくる。ファッションセンスが似てくる。自然と相性がよくなる。
 ⇒恋人って気が合う友人とは違う感覚
  →その人がいると幸せになる、心が満たされる
 ⇒なんとなく一緒にいたい、ずっと一緒にいたい、隣にいると安心する
 ⇒好きと思うのが先? 連絡取りたい、一緒にいたいと思うのが先?
  →好きは土台。そこにあって当たり前の存在
   →それがあるから、連絡取りたいな、Line返ってこなくて心配だなと思える
    →なんとなく繋がりを感じる

 

・なぜ、そのような好きになる人は自分と同じ年頃の人なの?
 ⇒おじいちゃん、おばあちゃんでも気が合うだろうし・・・
 ⇒大体、どの年代も5才前後の相手しか付き合わないように見える
 ⇒恋愛対象の幅があると思う
 ⇒発達心理学では、自分と正反対な人が好きになるらしい
 ⇒半分くらい共通点があって、半分くらい違う人が一番感覚的に合うんじゃないかな?

 

 


顔の良し悪し

・顔の良し悪しがわからない(イケメン、カッコいいとかカワイイがわからない)
 ⇒キムタクの顔は整っているのはわかるけど、でも他の芸能人も大体そう
  →同じでしょ?
 ⇒ジャニーズの中にブサイクが混じっていても気づかない
 ⇒点数化しないとわからない
 ⇒芸術的な美しさならわかる
  →美術品として見てる。でも、それがイケメンかっていう主観的な判断ができない
 ⇒好きになった人が好き? 好みみたいなもの?
  →よくわからない・・・
 ⇒人の顔がイケメンかどうかは恋愛感情に関係するのでは?
 ⇒人の顔がうまく認識できない人でも好きにはなる
 ⇒顔の好みはあるけど、自分の生活には関係ない
  →その人と付き合いたいとは思わない
 ⇒アイドルにキャーっていう気持ちはわかるけど、それは趣味でしかない
 ⇒イケメンと付き合いたい(恋バナのおかずにする)感覚がわからない
 ⇒清潔感があればイケメンだと思う
 ⇒イケメンへのこだわりが強い人の感覚がわからない
  →ジャニーズっぽい顔じゃないとダメという感覚がわからない
 ⇒顔で人の価値を決める人の感覚がわからない
  →顔の良し悪しは才能の一つに過ぎないと思うけど、そこだけをものすごく重視してい   る人の感覚がわからない
 ⇒イケメンだったらなにしても許される?
 ⇒顔の良し悪しで取引の関係が変わるらしい
  →美人の女性ほどお金持ちと結婚する
   →例 ドナルド・トランプ
 ⇒会って6秒で人の印象が決まるってのが意味わからない
 ⇒ひとめぼれってのがわからない
  →ひとめぼれは感覚的、感情的(恋愛感情が関係する)
   →無意識的なもので、説明できない
    →かみなりに打たれる様に好きってなる
     →顔しか情報がないわけだから、やっぱり顔? それとも雰囲気?
      →顔から雰囲気を読み取ってるんじゃない?
       →アニメのキャラクターみたいなもの?
        →赤い髪だと情熱があって、主人公っぽい
         →怖い顔してたら、すごい怖い人と思えるから
 ⇒小顔効果の意味がわからない
  →そもそも小顔なのかもわからないし、小顔がいいのかもわからない
   →顔の黄金比に則したものらしい
    →小顔好きが多い?
     →アイドルはみんな、そういう風に見せている
      →小顔自体に価値があるのか? それとも、体全体のバランスが合っているからいいのか?
       →芸能界は顔小さいね~がほめ言葉
        →意味わからない
         →日本は顔が小さいと=かわいいみたいになるのでは?
          →小動物=かわいいと関係している?
⇒目の前にかわいい女性がいても声掛けないの、アタックしないの? と周りから言われた
 →その人の性格、なにが好きか、自分のことどう思っているのかもわからないのだから、なにもしない

・異性怖いって感覚はない

 

その他の、恋愛や人付き合いに関すること

・一回付き合ってみればわかるといわれた
 ⇒実際付き合って見たけど、変わんなかった
 ⇒今、実験中→変わると思っていた
   →付き合いながら、いい人だなと思った
    →キスもしたし、セックスもしたけどなんにも変わらなかった・・・
     →人として好き、友達レベル
      →恋愛として好きではないと伝えづらい・・・
 ⇒昔やったことがある
  →向こうから好きといわれて付き合ってみた
   →数回デートしただけで、手をつなぐことを強要された
    →手をつなぐのが気が重くなっていき、次第にデート行くことじたいイヤになった
     →話しているときは楽しかった
      →キスから先に進めず、実験終了

 

・まだ好きな人に会ってないだけかもしれない
 ⇒デミセクシャルみたいに
  →ある程度関係性ができた人だけに性的欲求が生まれる
   →普通はそういうものじゃないの?
    →じゃない人も多い
     →ある程度、誰にでも向く
      →女だったらなんでもいいみたいな男性はいる

 

・好きな人とは手をつなぎたい、それ以外の人はジャガイモ(代表の今徳いわく)
 ⇒仕事場の男性には女子友達のように触ってしまう
  →自分が好きな人には触れない

 

・人に触られることじたいダメ
 ⇒接触苦手じゃないアセクもいる(人による)
 ⇒動物はOK
 ⇒ネコはいいけど、人間は生温い・・・
  →人間の体温苦手・・・
   →あぁ・・・生きてらっしゃる・・・
    →着ぐるみは好き(苦手な人もいた)
     →生温かさの奥に感情があるから・・・
      →フリーハグはいい
       →性的欲求を向けられることがイヤだ
        →子供はOK
         →裸を見るのも見られるのも嫌という人もいる
          →なんも気にしてないし気軽だけど、恋愛感情がない人もいる
           →接触苦手な人が多いイメージ

 

・人間好き=どうぶつ好きのようなもの
 ⇒違いがわからない
 ⇒友達への想いと好きな人への想い、なにが違う?
  →友達はずっと一緒にいたいと思わない
   →友達は理由があったら会いたい
    →話したいとか、物を渡したいとか
     →大好きな人とはずっといたい
      →好きな人はとりあえず会いたい、見たい
       →理由はいらない
        →人によって違う・・・

 

セクシュアリティを自認したのはいつごろ?
 ⇒最近になってから
  →周りが結婚し始めてから違和感が出た
   →私が生きていた世界は違ったのか?
 ⇒小学生のころはなにも感じなかった
  →そのときから手をつなぐのが苦手
 ⇒中学生のころに女の子にイジメられて嫌になった
 ⇒他人も同じ感覚を持っていると思ってた
  →男性から性的欲求を向けられて始めてわかった
 ⇒中学で、あれ周りと違うなと思った
 ⇒私は性的対象じゃないと思っていた
  →そう思えるから男性ともしゃべれた
   →根拠はないけど、そう思えていた
    →もてないし、女装もしないし

 

・アセクの人はXジェンダーの人が多い?
 ⇒自分は男なんじゃないかなと思った
  →自分は男だと思っているけど、男らしい男にはなりたくない
 ⇒性欲はあるけど、男としてセックスしたいと思わない。レズビアンみたいになりたい。

 

・百合、BLが好き
 ⇒ファンタジーとして見ている
  →自分がこういうことしたい、とは思っていない
 ⇒AVぜんぜん面白くない

 

・普通の恋愛マンガは見れる
 ⇒なぜこの人はこのタイミングで目を輝かせているのだろう?
 ⇒トクン、キラキラの意味わからない、気にして読んでいない
 ⇒見る分にはいいけど、共感できない
  →SF読んでるのと同じ
 ⇒BLはそもそもファンタジー
  →葛藤が面白い
 ⇒ラブコメはいい
 ⇒恋愛マンガは付き合うまではコメディタッチだからみれるけど、付き合い始めると一変してシリアスな雰囲気になる
  →そういうときの主人公の気持ちがわからない
   →主人公、悩んでばっかり・・・
    →付き合うまでが面白い

 

・積極的に恋愛モノみない⇒『TRICK』とか好き。『相棒』、『科捜研の女』とか

 

・女子高はえげつない⇒下ネタしかしゃべらない(今徳代表発言)⇒男子校もそんなカンジ・・・

 

・共学意味わからない⇒トイレであんなことや、こんなことをしている→女子高では都市伝説?と思われている

 

・嫉妬心がわからない(独占欲がわからない)
 ⇒飼ってるネコが他所の家からえさをもらい違う名前まで付けられていながら、しれっと何食わぬ顔で我が家でえさを食べているというシュチュエーションならわかる
  →割りと近い
   →そのネコがかわいがられているのならわかる
    →動物に喩えればわかる
     →友達が他の人と仲良くしているのを見たら嫉妬しない?
      →そういうのはない。友情は友情

 

 

 
ダイトー(総務)

1990年生まれ。
なんとなく男となっている自分に違和感を持ちつつ、今は「好き」しかわからないけど、そのうちなんとなく「恋」をするのだろうと思いながら今に至る。最近になって、アセクシャルとXジェンダーを公言するようになる。
アセクシャルのオフ会とググって「にじいろ小町」を知る。昨年(2016)から集会に参加するようになり、年末にはなぜか小町の解体作業を手伝っていた。
2017年からにじいろ学校の総務を務める。主に事務作業を担当している。
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